ヘルニアと進行性骨髄軟化症その3

病院をイニシャルにしててわかりにくくてすみません。

もともとのかかりつけ(予防接種や避妊手術)はS病院。
病院を渡り歩いた挙げ句に、Sで手術してもらうしかない状況に。
Sで断られると、一から病院を探さなくてはならなくなる。
なんとか、手術してもらえることになり…

前回3歳の時ヘルニアで注射で治してもらったのが、町医者Y病院。
今回はヘルニアを膝関節の脱臼と診断で、誤診だと思われる。

M病院は、地元で長くやっている病院。
Yでもし手術となると、M病院に依頼することになる。
今回MからMRIを撮りに行ったが、院長不在のため手術不可。



手術当日、S病院に9時半に連れてくるように言われていたのが、自宅待機となり、その後やっと病院に連れてくるよう連絡があり、これで手術してもらえる、と、急いでシポンをSに連れて行ったのですが。

S病院から、M病院の女医さんに連絡がつき、前日のMRIの病院からの報告書をFAXで受け取っていました。

当初、単にグレードの重いヘルニアのみと思っていたら、その報告書に「進行性骨髄軟化症の疑いあり」との記載が。

S病院の院長にすれば、付き合いのあるMRIの病院でないので、詳細を再度問い合わせることもできないし、そもそも、普段撮ってもらっている病院なら、撮影専門なので、もっと詳細な画像が撮れるようです。

病院をはしごし、非常識なことをしている私に、とても丁寧に、丁寧に、現状を話してくれました。

図を使い、画像を使い、模型を使い、ヘルニアによって起こる進行性骨髄軟化症とはどういうものなのか。

そこで初めて、進行性骨髄軟化症の恐ろしさを知りました。

ダックス、ヘルニア手術決定に書いたものと重複しますが。

診察時間中にもかかわらず、トータル1時間くらい時間をかけて、説明してくれました。

骨髄軟化症であれば、死を待つだけで、なすすべなしなので、手術も適用外。

手術するより、家族の元で過ごさせてあげたほうがいいということです。

骨髄軟化症なら、4~6日程度で、呼吸器まで麻痺が進み、死んでしまいます。

割と直前まで元気なので、あれ?歩けない?とか思っているうちに、あっという間に死んでしまうので、突然死のようなこともあるようです。

ペットホテルで預かっているときにヘルニアになり、そのまま死んでしまったということもあるようです。

シポンの場合、おそらく悪くなったのが月曜夜。

そこから、MRIを撮ったのが水曜夜なので、2日。

そのMRIの画像で、疑いの根拠となる白い影は、もしかするとヘルニアが重症なための炎症のみなのかもしれない。

それを確定させるには、あと2日ほど待って、再度MRIを撮ると、軟化症なら、骨髄部分の白い影が、前にも後ろにも進んでいる。

確定したら、もちろん手術はもうしない。

確定しなければ、そこから手術。

そうなると、麻痺が進み、手術しても快復しないかもしれない。

選択肢は3つ。

1. 2日待ってMRIを撮りなおす。

2. 軟化症は確定ではなく、疑いなので、予定通り手術をする。
   (開けてみて、骨髄の色が紫色に変色していれば、軟化症はほぼ決定的になる)

3. 撮影したMRIを持って、Sが通常撮影を依頼するMRIの病院に持ち込み、判断を仰ぐ。
   おそらく、先方も判断に迷うだろうから、再度より詳細なMRIを撮り、
   軟化症でないなら、即手術。
   それでも、やはり日にちをあけないと、判断ができないかもしれない。

この判断を、その場で私がしなければなりませんでした。

もし本当に軟化症なら、手術中に亡くなってしまうかもしれない。

入院中に亡くなってしまうかもしれない。

手元に置いて、みんなでお別れしてやるほうがいいかもしれない。

でも、軟化症でなければ?

結局1を選択して、2日後に手術して、麻痺が戻らなければ、あの時すぐ手術していればと思うだろう。

「手術してください」

と頼みました。

院長も、月曜から2日たった画像で、この程度の影なら、軟化症ではないかもしれない。

手術する限りは、なんとか助かってほしいと思います、と言ってくれました。

そして、シポンの顔をじっと見て、

「ほんとに何とか助けてやりたいなぁ」

と言ってくれたのです。

麻酔に耐えられるか等の血液検査を、再度行い、その結果待ちの間、ご家族と相談してくださいと言われました。

もし、相談の結果手術キャンセルでも構わないからと。

オットに電話すると、それは手術を受けさせようと。

手術決定です。

そして、そのままシポンを預け、私は帰宅。

手術して開いて脊髄が変色していたら・・・

祈り続けて、仕事に向かいます。

ちょうど仕事が始まる前に、院長から電話が。

手術は無事成功。

大きく飛び出した椎間板物質により、出血もあり、かさぶた状態で脊髄にくっついた状態だったそうです。

できる限りの椎間板物質を取り除いたものの、かさぶたでくっついた部分は無理にはがさず、そのまま。

がんではないので、残してはいけないというものではなく、脊髄神経の圧迫をなくすのが目的なので、背骨を一部切り取り、圧力を逃してやる処置をしているので、大丈夫だそうです。

手術の際、脊髄の色も見たけれど、きれいな色をしていたので、内部で進行している場合もあるが、おそらく軟化症の心配はなさそうだということ。

もう、ほっとしました。

とりあえず、軟化症について「黒」にはなりませんでした。

仕事帰りにそのまま病院に寄り、シポンに面会しました。

思ったより元気で、でも、他の入院中のわんちゃんの声におびえ、私に連れて帰ってもらえると思って、必死に寄ってこようとする姿に涙が出ました。

院長から、手術で開いた画像も見せてもらい、説明を受けました。

手術も、かさぶたで固まっていたので、難しかったそうです。

ややこしいことをした上に、軟化症疑いのシポンを手術してくださって、本当に感謝です。

その日、シポンは入院です。

「ずっと帰りたがって、前を通る人通る人ずっとご家族を探しているので、入院がストレスになってもいけないのでなるべく早く帰してあげたい」

とのことでした。

おしっこが出ないとか、いろいろ不安要素があるので、様子を見ながら退院は決めることに。

その晩は、家でみんなで手術の成功を喜びましたが、からっぽのシポンのハウスをついつい見てしまって、このまま帰ってこれないなんてことになったら、どうしようと、不安で一杯でもありました。

子どもたちには、まだ軟化症の話はできていませんでした。
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by pompom_2004 | 2012-12-15 01:55 | わんこ